2017年10月01日

「ロスジェネの逆襲」池井戸潤

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半沢直樹シリーズ第3弾。
東京中央銀行から子会社の東京セントラル証券に出向(左遷)になった半沢。
電脳雑伎集団というIT企業がライバル会社の東京スパイラルという会社を買収したいので、アドバイザーになってほしいという依頼を受けます。
半沢は乗り気ではなかったものの、部下で大きな仕事にやる気満々の諸田にチームを組ませて引き受けることにします。
ところが親会社である東京中央銀行の証券営業部がその仕事を横取りするのです。
いくら親会社とはいえなんの仁義もなく仕事をかっさらうなんて非常識にもほどがある。
誰かが情報を銀行側にリークしたのではないか。
半沢の部下たちは憤ります。
「やられたら、倍返しだ」
半沢の反撃が始まります・・・・。
「バブル入行組」「花のバブル組」ときまして、第3弾は「ロスジェネ」です。
起承転結でいいましたらまさに転ですね。
まあパターンとしましては従来通り。
コケにされた半沢があくどい客や上司に起死回生の一発逆転をくらわせるという内容です。
水戸黄門の印籠や遠山の金さんの桜吹雪のごとく、最後に溜飲を下げるわけですね。(笑)
ですがそれまでの展開は決して単純ではなく、山あり谷あり、実にドキドキハラハラと読ませてくれます。
このあたりはさすがの池井戸潤、読み応えじゅうぶん。
今回は残念ながら半沢の妻、花が出てきませんでした。
名前通りまさしくストーリーに花を添えるような、清涼感のある存在なのですが。
それはともかく、いつもながらカタルシスを味わえる作品でした。
ラベル:小説
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『い』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする