2018年01月15日

「くすぶれ! モテない系」能町みね子

CIMG3182.JPG

モテない系とはなんぞや。
著者曰く、「100%モテないわけじゃない、彼氏やダンナがいることもある、でも『モテないオーラ』がモワモワとにじみ出ている・・・・」という女子のことだそうです。
でまあ、いろいろとモテない系の見た目やら言動について書いておられるわけですが。
こういうのを読んで系列として連想するのは、やはり酒井順子の「負け犬の遠吠え」や雨宮まみの「女子をこじらせて」ですね。
なんですけど、どうもそれらに比べると印象が薄いといいますかピントがぼやけているといいますか。
やはりコンセプトがいまいち明確ではないんじゃないでしょうか。
モテない系というわりには「彼氏やダンナがいることもある」と定義しておられるあたり、それですでにぼやけてしまっています。
「モテない」ではなくあくまで「モテない系」なんだとの言い分があるんでしょうけど。
で、著者がイメージしているのは具体的にはどういう女性たちなのかといいますと、「いわゆる文科系女子だとかサブカル系女子だとかいう人々に当たるでしょう」と。
これもまた曖昧といいますか浅いといいますか。
「CanCam」とか「JJ」とかの系統をモテ系と定義しておられ、その正反対のベクトルとしてそれらの人たちをモテない系と定義しておられるようです。
そのあたりも詰めが甘い。
著者の中ではそうなのかもしれませんが、もひとつ説得力に欠けます。
まあ露骨にモテない女なんてのをジャンル的に定義するとそれこそ差別にもなりかねませんので(笑)、このあたりが無難な落としどころなのかもしれませんが。
著者の意気込みはわかるのですが、どうも空回りで終わってしまってますね。
ラベル:エッセイ
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『の』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする