2018年02月08日

「日本全国 ソウルフードを食べにいく」飯窪敏彦

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裏表紙の紹介文を見ますと『地元では日常的に親しまれているのに、一歩その土地を離れるとなかなかお目にかかれない。だから帰郷したとき、いの一番に食べたくなる。それがソウルフード』とあります。
というわけで、この本では北海道から沖縄までのソウルフードがオールカラーで紹介されています。
北海道は帯広の豚丼は有名ですね。
もはや知名度は全国区です。
芦別のがたたんスープというのは初めて知りました。
東北は仙台の冷やし中華も有名。
発祥の地らしいです。
ただ冷やし中華自体は今やどこにでもありますけど。
関東では行田のゼリーフライというのが私も他の本で知って気になっていました。
ゼリーをフライに!? と思ってしまいますよね。
新潟のイタリアンも面白いですね。
焼きそばにトマトソースやクリームソースがかかっています。
大阪のビフカツサンド、私も大阪ですがこれはソウルフードというほどのものではないと思いますが。
でも大阪人は肉といえば牛肉ですし、確かに私も小さい頃からビフカツには馴染んでました。
鹿児島の白熊はいかにもその土地ならではという気がします。
そんな呼び方ほかの地方ではまずないでしょう。
沖縄の沖縄そばはまさしくですね。
どれも決して上等な食べ物ではありませんが、でもこういうのこそが日常に馴染んでいていいんですよね。
まさしくソウルフード。
ラベル:グルメ本
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2018年02月06日

「人肌ショコラリキュール」蛭田亜紗子

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ちょっとエッチな短編集です。
元カレに似ているという理由で付き合っている今の彼氏。
優しい彼氏ですが、エッチのときもつねに元カレをダブらせてしまいます。
でもようやく彼氏のよさに気づくのですが、実は彼氏は・・・・。(あなたモドキ)
30歳目前に結婚予定だったOL。
婚約者が変態行為で逮捕され結婚は白紙に。
そんな彼女の現在の“恋人”はヴォルフガングというバイブレーター。
ある日、飲み会の帰りに気になる店主がいる地元の立ち食いそば屋に入るのですが、そこで激しく嘔吐してしまい思わぬ展開に・・・・。(ヴォルフガングとそのほかのこと)
他3編。
う~ん、まあスラスラと読めてなるほどとも思いますが、それで終わりって感じですかね。
特に印象に残るでもなく通り過ぎてしまいます。
本のタイトルも中に同タイトルの作品はなく、意味不明。
甘く苦くほんのり温かくといったイメージなんですかね。
デビュー作も短編集でしたが、そちらのほうが私にはよかったです。
ラベル:小説
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2018年02月04日

「藤子・F・不二雄のまんが技法」藤子・F・不二雄

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タイトルからわかるようにマンガをどのようにして描くのかという本です。
といいましても、内容はハード面よりもソフト面についてといったほうがいいですかね。
例えば絵についてもデッサンがどうとかパースがどうとかといったようなことは書かれていません。
効果線がどう、スクリーントーンがどうとかもありません。
キャラの作り方、絵の見せ方、ストーリーを作るには?、といったところです。
まあ演出面といいますか。
でもマンガで大切なのはむしろそちらのほうです。
絵の上手い人はいくらでもいます。
現在活躍しているプロよりも上手い人が。
じゃあなぜそれらの人たちがプロになれないのか。
魅力あるキャラが作れない、話が作れないからなんですね。
藤子先生、さすがにその辺のことをよくわかっていらっしゃるからこそこのような内容なんだと思います。
たっぷりとドラえもんのページを抜粋し、具体的にわかりやすく解説された楽しく学べる入門書です。
ラベル:漫画本
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2018年02月02日

「遮光」中村文則

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いつも黒いビニール製の袋を持ち歩いている私。
中には瓶が入っています。
瓶の中身は人間の小指です。
事故で亡くなった恋人の美紀の小指を、医師の目を盗んで霊安室から持ち帰ったものです。
それをホルマリン漬けにし、つねに持ち歩いているのです。
友人たちには美紀はアメリカに留学していると嘘をつき続けて・・・・。
恋人を失った喪失感はわかりますが、形見の物を身につけるのならまだしも肉体の一部を盗み取って持ち続けるなど、これはもう愛ではなく狂気ですね。
ですが主人公の私は非常に冷静で客観的に自分を見ています。
しかしそれはあくまで自分の世界の中だけの話であって、周りから見ればその言動はやはり異様です。
虚言癖や相手をわざと怒らせるような言動、顔色を変えず(?)に鉄の棒を喧嘩相手に振り降ろしたり花瓶を頭に叩きつけたり。
それは恋人を失った虚しさや絶望感なのか、誰に対してぶつけていいのかわからない静かな怒りなのか。
愛する人を失うのはつらいことですよね。
それでもほとんどの人はそれを乗り越えて、というか乗り越えざるを得ないわけですが、主人公はそれができなかった。
ある意味壊れてしまったんですね。
生と死、精神のコントロール、偏執的、物事を冷たく客観視する目など、過去に読んだ作品には共通した印象があります。
この作家の書く小説は暗く重いです。(笑)
ラベル:小説
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