2018年02月16日

「熊の敷石」堀江敏幸

CIMG3204.JPG

数年ぶりにパリを訪れた私。
しばらく音信不通になっていた友人のヤンと会うことにします。
ヤンの住む田舎を訪れ、ユダヤ人の歴史に触れ、私は目の見えない息子を持つ家主の女性と出会います・・・・。
主人公の『私』は作者を思わせ、私小説のような紀行文のような雰囲気をもつ作品です。
私にとってはなんとなく乾いた空気を感じさせる小説でした。
それはやはり小説としては淡々としているからですかね。
友人ヤンとの再会、家主のカトリーヌ、目の見えない2歳半の息子ダヴィッドとの出会い。
なにがあるのかというと特になにがあるわけでもありません。
それらが柔らかく引っ掛かりのない文章でつづられていきます。
もうちょっとぐっとくるものが欲しい気がしましたね。
それが何かと問われると答えられないのですが。
ラベル:小説
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『ほ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする