2018年04月01日

「買えない味2 はっとする味」平松洋子

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「買えない味」の続編です。
単行本時のタイトルは「鰻にでもする?」だったようで。
その「鰻にでもする?」の章で表題作ともいえるのが「鰻」です。
鰻についての思い出や思い入れを語っておられます。
昔、老作家の宅に原稿を取りにいったとき。
「食べていきなさい」と応接間で鰻重をいただいたとか。
子供のころ母親が「暑いから今日は鰻にでもする?」という言い回しに万感の思いがあったとか。
そうですね、食べ物で昔のワンシーンが鮮やかに甦ることがあります。
「はっとする味」の章では最初にパセリが取り上げられています。
最近料理にパセリが添えられることがめっきり少なくなりました。
昔はお造りには“毒消し”としてパセリが付きものだったんですけどね。
洋食にもキャベツやレモンなんかとともによく添えられていました。
私は好きで添えられていれば必ず食べますが、残す人も多い。
というか、残す人のほうが多い。
なので見かけなくなってしまったのでしょうか。
著者はときおり狂ったように大量のパセリを噛みしめたくなると書いておられます。
うんうん、あのモシャモシャ感、咀嚼していくにしたがって口中に散らばる粗雑感。(笑)
ほのかな苦み、甘味、旨味。
いいですね。
ミントの項では、葉を鼻の穴に詰めると実に爽快だとか。
料理ではミントのピラフなんてのも紹介されています。
どちらもちょっと試してみたいですね。
ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『ひ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする