2018年05月31日

5月の一冊

今月読んだのは以下の15冊です。

・「がんがん焼肉もりもりホルモン」今柊二
・「給食のおにいさん 進級」遠藤彩見
・「涼宮ハルヒの動揺」谷川流
・「阿川佐和子のアハハのハ この人に会いたい2」阿川佐和子
・「舟を編む」三浦しをん
・「味をつくる人たちの歌」牧羊子
・「おそめ 伝説の銀座マダム」石井妙子
・「ロリータ」ナボコフ
・「きらめくジャンクフード」野中柊
・「初恋ノスタルジア」小日向江麻
・「飛田の子 遊郭の街に働く女たちの人生」杉坂圭介
・「廃疾かかえて」西村賢太
・「「噂の眞相」イズム 反権力スキャンダリズムの思想と行動」岡留安則
・「私が食べた 朝食365日」西川治
・「トッカン the 3rd おばけなんてないさ」高殿円

「がんがん焼肉もりもりホルモン」、焼肉やホルモンを庶民の料理として扱っているのがいいですね。
高級店なんて出てきません。
「給食のおにいさん 進級」、シリーズ第2弾です。
じわりじわりと話が進んでいます。
「涼宮ハルヒの動揺」、寄せ集め的な短編集ということもあり、ちょっと粗雑な印象。
そろそろダレてきたか。
「阿川佐和子のアハハのハ この人に会いたい2」、対談集ですが、もう20年以上前の内容です。
なのでもちろん古いのですが、そぶん貴重な内容ともいえます。
「舟を編む」、辞書の編集というレアなモチーフの小説です。
キャラの魅力もあり面白かった。
「味をつくる人たちの歌」、食エッセイです。
文体が好きになれず、内容も特筆すべきことはありません。
「おそめ 伝説の銀座マダム」、伝説の銀座マダムの半生を描いたノンフィクション。
渾身の一冊ですね。
「ロリータ」、ロリコンの語源にもなった古典(?)小説です。
非常に退屈でしたが。
「きらめくジャンクフード」、作家による食エッセイ。
子供時代を思い起こさせるようなノスタルジックな雰囲気があります。
「初恋ノスタルジア」、女性向けのちょっとエッチな恋愛小説。
でも無難に読めました。
「飛田の子 遊郭の街に働く女たちの人生」、規模としても最後の遊郭といってもいい大阪飛田新地。
そこに生きる経営者、働く女性の生々しいノンフィクションです。
「廃疾かかえて」、いつもながらの北町貫多。
西村節が冴えます。
「「噂の眞相」イズム 反権力スキャンダリズムの思想と行動」、噂の眞相の元発行編集人による著書。
さすがに波乱万丈です。
「私が食べた 朝食365日」、毎日の朝食記録をメインとした日記。
なので食エッセイとしてはちょっと面白さに欠けますが、このような食エッセイも貴重でしょう。
「トッカン the 3rd おばけなんてないさ」、今回はちょっと鏡特官の顔が知れた内容でしたかね。
いいシリーズだと思います。

てなわけで今月の一冊なんですが。
んー、いいのが何冊かありました。
絞って「舟を編む」と「おそめ 伝説の銀座マダム」ですかね。
「舟を編む」は映画化もされたようですしメジャーです。
多数の人たちが知っておられるでしょう。
なので「おそめ 伝説の銀座マダム」を今月は推したい。
多くの人に知ってもらいたいから。
ということで今月の一冊は「おそめ 伝説の銀座マダム」に決定。

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2018年05月29日

「トッカン the 3rd おばけなんてないさ」高殿円

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グー子こと鈴宮深樹は特別国税徴収官付きの26歳。
上官の鏡雅愛との関係にも慣れ、少しは成長してきたかなと思う今日この頃。
そんなグー子が運送会社の脱税のため、栃木に出張することになります。
しかも一人で。
それと同時に霊感商法法人の脱税の件も抱え、大忙しです。
どちらも複雑な事情があり、巧妙に脱税しています。
特に霊感商法のほうは意外な事件に巻き込まれることになり・・・・。
シリーズ第3弾。
今回は運送会社と霊感商法、この二つの話がメインなのですが、もうひとつ町の小さな酒屋の話もあります。
この話を読みますと、止むに止まれぬ事情があったりもするわけです。
ちょっと辛くて悲しい。
だからといって許されるわけでもないんですけど。
そして今回は鏡のプライベートについても触れられています。
鏡はおばけの出る問題物件のマンションに住んでいるのですが、それがサブタイトルに繋がっているんですね。
なぜ鏡はそのような物件にわざわざ住んでいるのか。
たしかに家賃は安いのですが。
いつもクールな鏡ですが、ちょっとほろっとさせられましたね。
面白いシリーズです。
ぜひ次作も読みたいと思います。
ラベル:小説
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2018年05月27日

「私が食べた 朝食365日」西川治

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タイトルの通り、1年365日の朝食を綴ったエッセイです。
早起きの著者は毎朝きっちりと朝食をとっておられます。
朝の食事がいちばん大事だと。
なので日によってはけっこうボリュームがあるんですよね。
夕食としても通用するような内容だったりします。
やはり魚が多いようですが、丼、炒め物、バター焼き、かつとじなども出てきます。
二日酔いの朝もしっかりと。(笑)
たしかに3度の食事の中では朝食がいちばん大事だという説があります。
なんといっても1日の始まりのエネルギーですから。
で、夕食はくつろいで寝るだけなので軽くていいのだと。
そういうことであれば著者はそれを実践しておられるのですね。
夜はけっこう飲んでおられるようですが。(笑)
ラベル:グルメ本
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2018年05月25日

「「噂の眞相」イズム 反権力スキャンダリズムの思想と行動」岡留安則

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25年にわたって「噂の眞相」の発行編集人を務めてきた著者。
2004年3月に惜しまれながら黒字休刊しました。
その後「『噂の真相』25年戦記」を出版し、本作が休刊後2作目の著書となるんですかね。
内容としましては、斎藤貴男氏との対談、休刊に至る5年間の編集長日誌、東スポに連載していたコラム、鈴木邦男氏との対談が収められています。
ボリューム的には編集長日誌がメインで、内容もやはりこれがいちばん面白い。
左ページにはあの名物“一行情報”も掲載されており、なんとも懐かしい。
毎月あの情報が楽しみで。(笑)
もうこのような雑誌は今後出てきませんかねぇ。
再刊してください、岡留さん。
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2018年05月23日

「廃疾かかえて」西村賢太

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短編3編収録。
どれもお馴染みの北町貫多が主人公です。
そしてパターンはいつもながら同じなんですけどね。
女と同棲している貫多。
短気で暴力的で自分勝手で貧乏で小心者。
同棲している秋恵が貫多と知り合う前に友人に貸したお金について、グジグジとこだわり絡み続ける表題作。
自分は没後弟子だと自認する尊敬する作家藤澤清造の希少雑誌を古書即売展の目録に発見し、金もないのに岐阜に行って購入を決意する貫多。
店主に土下座までしたものの、購入できる手応えを感じられませんでした。
女に当たり散らす貫多ですが、しかし帰宅して古書店から当選のファックスが届いたとたん上機嫌になります。
呆れてものも言えない女は、3か月後パート先で知り合った男の所へ逃げ去ります。(瘡瘢旅行)
秋恵の祖母が具合が悪くなり入院することになったと実家から連絡があります。
心配なので実家に帰るという秋恵に貫多はたかがそれくらいでといい顔をしません。
そんな薄情な貫多に腹を立てる秋恵。
自分がいない間の生活費としてキャッシュカードを貫多に渡しとにかく実家に帰った秋恵ですが、これ幸いと貫多はそのお金で飲み歩くわストリップに行くわ風俗に行くわと使い果たします。
その間に秋恵の祖母は危篤となり、そして亡くなってしまいます。
遊び惚けて連絡も取れなかった貫多に怒る秋恵。
いったん逆ギレしたものの機嫌を取る貫多の頭の中には、ストリップ嬢が身につけていた金色ビキニのコスチュームを秋恵に穿いてもらうことしか頭にないのでした。(膿汁の流れ)
最低な男ですね。(笑)
毎回毎回このワンパターンではあるのですが、面白くて読んでしまいます。
ろくでなしもここまでくるとあっぱれと言えましょう。
さすがにもうちょっと別の話が読みたい気もするのですが。
ラベル:小説
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『に』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする