2018年06月20日

「迷える空港 あぽやん3」新野剛志

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主人公の遠藤が勤める大航ツーリスト成田空港所がリストラの一環でいよいよ閉鎖となります。
そんな状況でも頑張る遠藤。
しかしどうも言動がおかしい。
やけにテンションが高いのです。
やがて遠藤に異変が訪れます。
出勤しようとすると体が前に進まないのです。
今後の業務のことなどを考えすぎるあまり、精神を病んでいたのでした・・・・。
シリーズ第3弾。
まず表紙のイラストが変わっていたので「あれ?」と。
で、読み始めますと、遠藤のキャラがなんだかおかしい。
こんなキャラだったかなぁと思いつつ読み進めまして、なるほどそういう話に持っていくのね、と。
今回は連作短編形式になっており、遠藤に代わりいろんな人物が主人公となっています。
なのでどうも今までとは勝手が違い、散漫な印象がありました。
遠藤に鬱的なシチュエーションを与えたのもどうなんでしょ。
あの遠藤でさえ的なインパクトはあるでしょうけど、キャラ的ストーリー進行的にどうなのかなと思いました。
それはそれでずっと遠藤にカメラを向け続けていればまたよかったんでしょうけど。
そもそも遠藤のお客様第一主義的な行動が私個人は好きになれないのですが、それを言ってしまうとお仕事小説の立場がないですよね。(笑)
でもこの仕事に限らずここまで客のことを考える店員がいるかなぁ。
なんだかこれでシリーズ完結みたいな雰囲気を感じたのですが、どうなんでしょ。
これが最終巻とするなら、ちょっとなんだかなぁという印象です。
ラベル:小説
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(1) | 『し』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする