2018年08月17日

「パイプのけむり選集 食」團伊玖磨

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本業は作曲家ですが、名エッセイストとしても知られた著者。
そんな著者が雑誌連載していた「パイプのけむり」シリーズから食に関するエッセイだけを厳選したのがこの本です。
連載のスタートが1964年とのことなので、初期の作品は今から50年以上も前になりますね。
ごく身近な料理から当時としてはまだまだ一般的になっていない料理、そして海外でなければ食べられない料理まで、幅広く取り上げて語っておられます。
今では猫も杓子も食べることに能書きを垂れているわけですが、やはり当時は事情が違う。
そのような時代の中で海外も含めて幅広くいろんな料理を食べ歩き、それについてどうこう言うなどなかなか一般的にはできることではありませんでした。
やはり本気で食に対しての興味を持ち、またそれなりの立場でありませんと。
なので連載初期にはもしかしたら当時としてはちょっとハイカラな内容であったかもしれません。
だからといってこの本の内容は決して大げさなものではなく、リラックスして楽しめる食エッセイとなっいます。
新しい記事は2000年代のようですしね。
それでもやはり流行りの店や料理を追いかけるような内容ではなく、きちんとした姿勢で食について語っておられるのは見識でしょう。
ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『た』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする