2018年11月07日

「全国アホ・バカ分布考 はるかなる言葉の旅路」松本修

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大阪はアホ、東京はバカ。
ではアホとバカの境界線はどこにあるのか。
著者は「探偵! ナイトスクープ」のプロデューサーです。
番組に視聴者から寄せられた依頼がきっかけでこの問題の調査に乗り出すのですが、実はとんでもなく奥深いテーマでした。
単純に関西はアホで関東はバカというような問題ではなかったのです。
なぜか北と南に同じような言葉がある。
これはいったいどういうことなのか。
全国の市町村にアンケートを送付し、文献を漁り、専門家の意見を聞きと壮大な広がりを見せていきます。
その結果わかったことは、アホ・バカの類の言葉はすべて京都が発祥であるということ。
京都を中心にして円を描くように全国に広がっていったというのです・・・・。
いやあ、これは力作ですね。
よくもまあこのようなテーマをつきつめて調査されたものだと。
実際、今までこのようなテーマを真剣に研究した例はなかったとのこと。
専門家からもお墨付きをいただいています。
それにしても京都を発祥として円周状に広がっていった(方言周圏論)という検証は素晴らしいですね。
このように書くと簡単ですが、およそ500ページにわたってひたすらコツコツと検証していく描写は圧巻です。
実にお見事な一冊だと思います。
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『ま』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする