2018年11月09日

「居酒屋おくのほそ道」太田和彦 画=村松誠

CIMG3363.JPG

松尾芭蕉「おくのほそ道」に倣って著者こと七星、イラストレーターの村松誠こと亀次の二人が旅に出ます。
目的はもちろん俳句? それとも居酒屋?・・・・。
以前に「東海道 居酒屋五十三次」という本で東海道を飲み歩いたお二人ですが、今回はおくのほそ道。
行く先々でいい風景、いい居酒屋に出会っておられます。
最初は真面目に俳句に取り組んでおられたお二人ですが、なんだか旅が進むにつれ俳句そっちのけで飲むほうに精を出しておられるような。(笑)
でも漠然とあちこち飲み歩くよりも、このようなテーマに沿って巡る旅というのは味わい深くていいですね。
俳句と居酒屋、なんだかしっくりくるじゃありませんか。
そういえば私も一時期俳句の専門誌に投稿していました。
最近はご無沙汰で、やはりこういうのは日頃から心掛けていないと咄嗟には出てきませんね。
飲むほうはせっせと皆勤賞なんですが。(笑)
さて、この本はいい紀行であり、いい居酒屋のガイドであり、そしてちょっと自分も俳句をやってみようかなと思わせる手引書でもあります。
東日本を巡ったこの旅の連載が終わったのは2010年3月。
東日本大震災が2011年3月。
心を痛めた著者はかつての地を訪ねられ、各店の店主と再会しておられます。
その様子は最後の「希望の光 あとがきにかえて」に書いておられます。
居酒屋という立場から復興を担い、それを支持するのはもちろんありです。
こういう日常からじわじわと立ち上がっていく。
ほんと、がんばれ東日本! ですね。
ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『お』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする