2018年12月15日

「パルプ」チャールズ・ブコウスキー 柴田元幸 訳

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私立探偵ニック・ビレーン。
いつも酒を飲んで競馬に入れあげ、ろくに仕事ができないのですがそれでも依頼は来ます。
妻の浮気調査だったり、いるのかいないのかよくわからない赤い雀を探してほしいという依頼だったり。
それだけならまだしも“死の貴婦人”という死神が出てくるかと思えば、地球を侵略するためにやってきた宇宙人の美女まで登場します・・・・。
いやもうめちゃくちゃです。(笑)
行き当たりばったりです。
普通こういうのは主人公が飲んだくれだなんだといってもここぞというときはビシッと締めるのですが、そんなのはまったくありません。
死の貴婦人に助けられたり宇宙人の美女に助けられたり。
主人公の刹那的で投げやりな生き方がまさしくストーリーにも表れているようです。
というか、めちゃくちゃな主人公を描くためのこのめちゃくちゃな話の展開なのか。
人生を達観したような世間を鼻で笑ったようなこの内容はさすがにブコウスキーというべきなんでしょうか。
ラベル:海外小説
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『ち』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする