2019年01月01日

「マンガ家アシスタント物語」イエス小池

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マンガ家・ジョージ秋山氏のアシスタントを務めて32年。(当時)
いつかは独立して自分もマンガ家にという夢を持ちながらも長大な年月が流れていました。
年齢もいつのまにやら54歳。
32年間のアシスタント生活とはどのようなものだったのか・・・・。
マンガ家のアシスタントというと弟子のようでもあり、それはそれで職業のようでもあり。
まあアシスタントをやっている人というのはほとんどがデビュー → 連載を目指していることでしょう。
しかしこれがなかなか。
気持ちがあっても作品を仕上げない人が多いようで。
自分の作品を描く時間がないというのもありますし、あってもそのうちそのうちとダラダラ先延ばしにしてしまったりします。
著者もけっこうそのクチだったようです。(笑)
私もアシスタントの経験がありますし、デビューもして同時進行でちょっとした連載も持っていました。
数年やりましたが結局鳴かず飛ばずでしたけどね。(笑)
この本はアシスタント物語ということですが、マンガ制作の内容にはあまり触れられていません。
なのでアシスタントの仕事というよりも、アシスタントの生活といった趣ですね。
割り切ってプロのアシスタントとしてやっていくのならともかく、ずっとデビューや独立を意識しておられるところがどうにもやるせない。
結局はデビューもして何作か掲載されたものの、現在はアシスタントも引退され、タイに移住されたようです。
デビューして連載を持って作品がヒットして、なんてほんの一握りの人だけです。
そのほんの一握りの人でさえ「あの人は今」状態になるのがこの世界。
ましてや何十年も続けるなんて奇跡のような世界です。
これはブログを書籍化したものですが、そのせいか(?)一冊の本としてはややまとまりがないというか散漫な印象がありました。
でもアシスタントを考えておられる人たちには何かと参考になると思います。
ラベル:漫画本
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『い』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする