2019年01月29日

「東京すみっこごはん 雷親父とオムライス」成田名璃子

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昭和の雰囲気を残す昔ながらの商店街から路地を入ったところにある『共同台所 すみっこごはん』。
さまざまな年齢や職業の人たちが集まり、くじ引きでその日の料理を作って食べるという素人料理の食堂です。
シリーズ第2弾の今回はどのような人物が訪れるのか・・・・。
連作で4編収録。
表題作は「雷親父とオムライス」ということで、会社を定年退職したガンコ親父と小学生の交流が描かれています。
で、全体としましては駅前が再開発されるということで、『すみっこごはん』のある地域もその範囲に入っているということです。
つまり『すみっこごはん』立ち退きのピンチ。
いきなり保健所の立ち入り検査が入ったりとか、どうも誰かがこの店の立ち退きに向けて工作しているようなのです。
しかも『すみっこごはん』の身内に再開発業者と手を組んでいる人物がいるような気配。
いったい誰が・・・・。
グルメ小説ではありますが、料理に対しての知識披露的なウンチクがないのがいいですね。
料理がどうこうよりも店を舞台とした人々の交流をメインとしているからでしょう。
ほのぼのとした雰囲気が心地よい。
立ち退きに対しては本作ではまだ結論は出ていません。
さて、どうなるのか。
次作も楽しみに読ませていただきましょう。
ラベル:グルメ本 小説
posted by たろちゃん at 03:03| Comment(0) | 『な』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする