2019年03月16日

「カエルの楽園」百田尚樹

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凶悪なダルマガエルに仲間たちを食べられ、国を追われたアマガエルのソクラテスとロベルトたち。
放浪の途中でも数々の仲間が死んでいきました。
ようやくたどり着いたのがツチガエルの国ナパージュ。
争いもなくカエルたちはとても親切で、二匹はようやく楽園にたどり着いたと安堵します。
この国には「三戒」と呼ばれる戒めがあります。
カエルを信じろ、カエルと争うな、争うための力を持つな。
そして「謝りソング」という歌があり、これらによってナパージュは長いあいだ平和が保たれているというのです。
しかし南の崖下の沼には凶悪なウシガエルがいます。
そのウシガエルたちがじわじわと崖を登り、ナパージュに接近してきます。
ですがナパージュのカエルたちは「三戒」がある限り大丈夫だと皆主張します。
「三戒」は本当にその脅威からナパージュを守ってくれるのか・・・・。
平和ボケした理想論を高々と掲げ、自国を自虐し続ける一部の(いや、多数か)日本人に対しての痛烈な皮肉であり警告的な内容ですね。
自国に不法侵入されても争いはいけません、話し合いで解決しましょう、「三戒」がある限り大丈夫ですと言い続ける元老たち。
こちらから争いを仕掛けることはない、しかし自国を守るためには敵に立ち向かうための力が必要だと訴える一部のカエルたち。
それでも頭の固い元老たちやそれを支持するカエルたちは「三戒」を盾にして聞く耳を持ちません。
やがてウシガエルたちがナパージュに攻め込んできます。
さてナパージュはどうなったのか・・・・。
言うまでもないことでしょう。
「話せばわかる」なんて言っていても問答無用で拳銃で撃たれたら終わりなんですよ。
実際何を言っても聞く耳を持たない国がすぐ近くにありますよね。(笑)
ラベル:小説
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『ひ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする