2019年06月10日

「葎の母」津島佑子

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母と葛藤があり家を出て男と同棲している私。
私は男の子供を宿しています。
ある日男は私に母に電話するように言います。
戸惑う私に代わって母と会話した男は母に会いに行くのですが・・・・。
短編集です。
6編収録。
いや、すみません、私には無理でした。
どれも私の読解力では理解できませんでした。
表題作は娘と母の葛藤、そしてラストにはさりげない歩み寄りがあります。
しかし表題作他、どれもシュールでよくわかりません。
夢を物語として組み直さずそのまま書いたらこのような感じになるのかなという気がしましたが。
しかし津島佑子ほどの作家がそのような垂れ流しはしないでしょう。
小説としてしっかりと練られた上での作品のはずです。
表題作は田村俊子賞受賞作とのことですし。
私ごときが及ぶところではありませんでした・・・・。
ラベル:小説
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2019年06月08日

「涼宮ハルヒの陰謀」谷川流

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ハルヒの様子がどうもおかしい。
やけにおとなしいのです。
何かよくないことが起こるんじゃないかと思っていた矢先、キョンの前に8日後の未来からやって来た朝比奈さんが掃除用具入れから現れます。
キョンに8日前に行けと言われたとのこと。
まったく事情も聞かされずやってきた朝比奈さん。
なんのために8日後の自分はそんなことを言ったのかわけがわからないキョン。
ちょっと待てよ。
ということは現在に2人の朝比奈さんが存在するわけで。
現在の朝比奈さんはそんなこと知らないわけで、だとしたら知られるわけにはいかないわけで、知られたら未来と辻褄が合わなくなるわけで。
未来の朝比奈さんを必死に匿うキョン。
さてこれからなにが始まるのか・・・・。
シリーズ第7弾です。
現在と未来の辻褄がどうのこうのあってけっこうややこしい。
あ、私の頭が悪いだけですかね。
でもキョンもこんがらがってるし。(笑)
今回は朝比奈さんや長門、古泉たちの“組織”を説明するためのお話だったのでしょうか。
それだとハルヒが絡みにくいので、様子のおかしいハルヒに企みを持たせています。
その企みというのがなかなか健気で。(笑)
長門にもなんだか人間らしさというか、感情が出てきましたね。
作者もこの作品についていろいろと考えておられるようですが、持て余しておられるような気がしないでもない。
ま、次作も楽しみに読ませていただきましょう。
ラベル:小説
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2019年06月06日

「世界一周ひとりメシ in JAPAN 」イシコ

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前作で世界一周の旅に出かけ、あちこちの国でひとりメシをした著者。
それ以来日本を出ておられないとのことです。
しかし日本にはいろんな国の人が住んでおられ、自国の料理を出す店を経営しておられる方も多数いらっしゃいます。
それならばそれらの店を巡ることにより、日本国内で世界一周気分を味わえるのではないか。
そう思いついた著者はさっそく世界一周に出かけたのでした。(日本だけどね)
周った国(店)は20か国です。
お隣の韓国や中国、イラン、トルコ、ナイジェリア。
ロシア、ブラジル、カンボジア、などなど。
どの店もその国の人が経営しておられ、現地の雰囲気がプンプン。
店内だけででも現地の食堂の疑似体験ができたようですね。
ひとりメシができないという人も多い中、このような店にはなかなか飛び込めるものではありません。
しかし海外でひとりメシしてきた著者ですから、それに比べたらなんだかんだいっても国内ですからね。
とはいえ、店に飛び込む勇気も必要ですが、出された料理に対応できる舌と胃袋も必要です。
出されてこりゃ食えんというわけにはいきませんし。
むしろそちらのほうがすごいことかと。
ミャンマー料理店では竹蟲なんて蛾の幼虫を炒めた料理なんかも食べておられます。
まあそのようないかにも現地な料理を食べてこその“世界一周”でしょうけど。
ラベル:グルメ本
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2019年06月04日

「棋士の魂 ~将棋インタビュー傑作選~」別冊宝島編集部 編

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最近の将棋界もいろいろと話題がありますね。
藤井七段の活躍や羽生善治の無冠、豊島将之の三冠など。
ファンにとっては目が離せません。
この本は10人の棋士へのインタビュー集です。
初出が1998年と20年程前になりかなり古いのですが。
この頃は中原誠が現役だったんですね。
他は羽生善治や谷川浩司、渡辺明、佐藤康光など。
女流棋士も二人紹介されています。
棋士の心理やプライベートなことなど、いろいろと知ることができて楽しめます。
あ、そういえばなぜか森内俊之がいませんね。
この頃はまだそれほど大きな存在じゃなかったのかな。
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2019年06月02日

「残穢」小野不由美

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ある30代の女性が作家である私のもとに手紙を送ってきます。
越したばかりの部屋に何かがいるような気がする、と。
畳をこするような音がするというのです。
過去にこの部屋で何かがあったのか。
女性と作家はこの部屋やマンションの過去について調べ始めます・・・・。
ドキュメンタリータッチで書かれたホラー小説です。
しかしなんなのかこれは。
まずホラー小説としてまったく怖くない。
これは致命的です。
怖いという評価もあるようですが。
怖くなくても話として面白いかといえばまったく退屈です。
人間が描かれているわけでなし、物語に魅力あるわけでなし。
ひたすら部屋やマンション、その土地の過去に遡って出来事を発掘していくだけで、だからどうなのと。
いろんな所有者の名前が出てきてそれが作品としての厚みになっているかといえば、ただややこしいだけ。
結局「穢れ」は感染するのだということのようですが、で、それぞれの人たちが体験した現象はなんだったのと。
なぜ「穢れ」は発生し、なにを目的としているのか。
普段私たちが普通に生活している家や土地にもいろんな過去があるんですよ、というのはわかりますけどね。
掘り下げていくとどこかに「穢れ」があるかもしれない。
そう考えると身近なところに実は恐怖の元が潜んでいるかもしれません。
って、そんなことではビビらんわ。(笑)
ラベル:小説
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『お』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする