2019年08月11日

「どこへ行っても美味珍味」渡辺文雄

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食通として知られ、「くいしん坊!万才」の初代リポーターとしても有名な著者。
この本は日本各地の食べ歩きエッセイであり、また旅のエッセイでもあります。
旅も食べ物もやはり出会いですよね。
ただ単にこんなの食べましたでは面白くもないし味わいもない。
いろんな人に出会い、地元ならではの食べ物を紹介され、味わい、唸る。
その土地に行かなければ出会えない食材や料理に出会うのも旅の楽しみでしょう。
しかし旅番組やグルメ番組などで食べ歩くのもなかなか大変なようで。(笑)
ラベル:グルメ本
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2019年08月09日

「少女地獄」夢野久作

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美少女の姫草ユリ子はすべての患者から愛される看護婦です。
しかし病的なほどの虚言癖があります。
嘘をごまかすために嘘をつき、さらにそれがバレそうになると重ねて嘘をつく。
しかしそれが自らを追い込むことになってしまいます。
残された道は自殺しかありません・・・・。
表題作他3編収録。
この「少女地獄」がまた3編の短編で成り立っています。
しかしただ章が変わるだけかのように次の短編に移るので、読んでいて「ん???」と戸惑ってしまいました。
原稿自体がこのような構成なのかもしれませんが、もうちょっと編集でわかりやすくしてくれませんかねぇ。
内容はおどろおどろしいタイトルの割にはさほど・・・・という印象。
むしろ退屈でしたね。
ラベル:小説
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2019年08月07日

「ピカソ 巨匠の作品と生涯」岡村多佳夫

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ピカソ。
子供でも名前を知っている画家ということで、もしかしたら日本ではいちばん有名な画家かもしれません。
ヘンテコな絵を描いた画家というイメージを持っている人も多いでしょう。
この本ではそんなピカソの生涯を追いつつ、次々と作風を変えていった変遷を知ることができます。
作品もカラーでふんだんに紹介。
青の時代やローズの時代(ばら色の時代)、アフリカ彫刻の時代などを経て、分析的キュビズムや総合的キュビズムの時代へ。
「アビニョンの娘たち」が有名ですね。
そして「泣く女」や代表作とも言える「ゲルニカ」。
このあたりが皆がイメージするピカソでしょう。
新古典主義時代の「海辺を走る二人の女」なんかもかなりインパクトありますけども。
しかしこれほど作風が変化していった画家は他にいないんじゃないでしょうか。
まさに天才と呼ばれるにふさわしい画家だなという印象です。
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2019年08月05日

「日本の朝ごはん 食材紀行」向笠千恵子

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朝ごはんからこの国が見えるという著者。
たしかに1日3食のうち朝食がいちばん日本の食事、家庭の食事という気がしますね。
最近はパン食の家庭も多いでしょうが、やはり日本の朝食としてイメージするのはごはんに味噌汁、漬物、干物、納豆、海苔などといった内容でしょう。
この本では朝食に使われる食材や調味料の生産者を全国訪ね歩き、また実際に生産者たちの朝食も取材しておられます。
もちろんその生産者たちというのもただそれらの食材を作ってますというような人たちではなく、本物の食材、昔ながらの調理法にこだわった生産者たちです。
朝食というのは昼食や夕食よりも料理はシンプルですから、なにより素材の良さがストレートに現れます。
美味しいというのは当然のこと、安全性というのも非常に重要です。
無農薬だったり添加物は一切使わなかったり。
これがなかなか大変なことなのですが、しかし頑なにそれを作り続けている生産者がいらっしゃるのですね。
誰もが手に入れられるというものではありませんが、できればこのような食材を使った食事をしたいものです。
ラベル:グルメ本
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2019年08月03日

「夫のちんぽが入らない」こだま

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大学進学のため、北海道の田舎から東北のとある地方都市にやってきた私。
同じアパートに住む男性と交際することになり、交わることになるのですが。
しかし入らない。
ちんぽが入らないのです。
そんな問題を抱えつつも二人は夫婦に。
しかし夫婦になってもやはりちんぽは入らない。
これからの夫婦生活はいったいどうなるのか・・・・。
読む前はタイトルのインパクトだけで売れた本なんじゃないかなんて思っていたのですが。
いや、そんな軽い内容ではありませんでした。
まずは作者の文章がしっかりとしています。
言い回しにユーモアがあり、深刻な話なんですけど笑ってしまう箇所も多数。
ですが内容は実にシビアです。
これは作者の実生活を書いた私小説とのことですが、「夫のちんぽが入らない」というそれが「私」の価値や存在さえも否定されてしまうようなプレッシャーなんですよね。
中学校の教師を始める私ですが、問題のあるクラスを抱えノイローゼのようになってしまいます。
夫婦生活でも悩みを抱え、職場でも悩みを抱え。
逃れようのない慟哭のような告白小説でもあります。
決してタイトルだけの作品ではありません。
しかし今後作家としてどうなのでしょう。
この後エッセイで第34回講談社エッセイ賞を受賞しておられるようですが。
小説第2作でどのようなものをお書きになるのか。
難しいとは思いますが楽しみでもあります。
ラベル:小説
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