2019年08月17日

「牛への道」宮沢章夫

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エッセイ集です。
ほんの些細なところに目をつけて掘り下げる。
笑いを狙ったエッセイの、これはひとつのパターンですね。
ただどういうところに目をつけるか、それをどのように掘り下げるかが文才と言いますかセンスなわけで。
言語感覚といいますか。
そういうことで言えばこの著者は非常に優れたセンスをお持ちです。
爆笑というほどの炸裂感はないのですが、そこそこ笑えます。
ただご本人が意識しているのかしておられないのかわかりませんが、ひとつのツボといいますかパターンを使いまわししている感があり、ややあざといかなという気がします。
まあそれが著者のセンスであり文体だと言ってしまえばそうなんでしょうけど。
誰しも自分なりの型がありますからね。
後半の章は書評です。
といってもやはりただの書評ではなく、その本をきっかけに展開する笑える話が読ませどころです。
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『み』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする