2019年09月14日

「縦横無尽の文章レッスン」村田喜代子

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芥川賞他、数々の文学賞を受賞しておられる作家の文章レッスンです。
大学で文章講座を続けてこられた著者。
それを本にまとめておられます。
いろんな課題を朗読し、そしてテーマを与えて学生に文章を書かせる。
それを紹介し、批評しておられます。
私は別に今さら作家を目指しているわけではありませんが、勉強になりますね。
最初に紹介されている小学生の作文、その解釈。
大学生に対して小学生の作文をテキストにしておられるんです。
大学生からしたらふざけんなという話かもしれませんが、いやいや、小学生の作文のほうがよほど表現力が素晴らしいんですね。
他にもいろんなテキストを取り上げ、講義しておられます。
著者は本書の中でも何度か、いい文章を書きたいなら優れた本を読め的なことを語っておられます。
そりゃそうですよね。
読むという勉強をせずして書こうとしている人が結構多い。
情けない話だと思うのですが、でも個人的には今後そういうふうになっていくと思っています。
本なんて読まない人が思うままの気持ちを書いて小説もどきのような作品を仕上げる。
読むほうもまたまともな小説なんて読んだこともないから、そのような作品を読んで感動する。
実際にありましたよね、そのような例が。
でも、やっぱりちゃんとした文章の基本を身に着けたうえで書いていただきたいですし、読みたいです。
「パない」なんてアホな言葉を使った小説なんて読みたくない。
作家を目指す人に限らず、文章を書くことを自負しておられる人にはぜひ読んでいただきたいですね。
ラベル:書評・作家
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『む』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする