2019年12月05日

「名人 志ん生、そして志ん朝」小林信彦

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2001年10月1日、古今亭志ん朝死去。
この報に著者は10代で父親を亡くしたとき以上に衝撃を受けたといいます。
そんな著者が志ん朝、その父親である志ん生と、二代にわたる名人について語ります・・・・。
志ん朝が亡くなったときは東京落語も終わったという人もいたくらいで。
まさしく巨星墜つの感でしたね。
文学でいえば中上健次が死去したときのような喪失感でしょうか。
本の内容に関しましては、それまで著者が書いてこられた志ん生や志ん朝についての集積です。
思い入れがひしひしと感じられます。
それだけではなく、東京落語の変遷として読むこともできるでしょう。
本の内容とは関係ないのですが、私もいちばん好きな落語家はとなりますと、やはり志ん朝ですね。
私は大阪の人間ですが、あの粋な江戸言葉にシビレます。
口調はチャキチャキでありながら、はんなりとした色気もある。
上手く説明はできませんが(説明なんか不要でしょうが)、まさに名人と言うにふさわしい人だったと思います。
もしあと10年20年生きておられたら、どんな落語を聴かせてくれたのか。
いまさら言ったところで詮無い話ですが。
上方では桂枝雀が好きでした。
今も好きですが。
この人の死も早すぎましたね。
現役の落語家では東京落語の柳家喬太郎がいい。
新作落語が面白く、古典もきっちりと演じられる実力派。
桂枝雀以上に落語の枠を突き抜けています。
話が逸れました。
でもやはり東京落語の正統派といいますか、志ん朝、いいなぁ。
しょっちゅうネットで拝聴しております。
あ、志ん生につきましては語るほど知らないので失礼。
それを言うと落語自体、たいして知らないのですが・・・・。
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『こ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする