2020年02月27日

「カオス」梁石日

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どこの組織にも属さず、新宿歌舞伎町で生きぬいている李学英と金鉄治。
ある日、台湾人の実業家から漢方薬の売買をもちかけられます。
その話は断ったものの、それ以降得体のしれない何者かに付きまとわられます。
実業家を問い詰めたところ、やはり麻薬が絡んでおり、かなりやばい状態のようです。
その実業家は逃亡するため、学英と鉄治に経営している名門中華料理店の『龍門』を格安で譲るといいます。
話に乗って『龍門』を購入しオーナーになった二人ですが、やはり得体のしれない何者かが二人を脅しにかかってきます・・・・。
在日朝鮮人の二人が歌舞伎町を舞台に生き抜いていく話。
もちろんそうなると裏社会が絡んできます。
二人は特にヤバイ仕事をしているわけではないのですが、漢方薬の売買をもちかけられ、それがきっかけでトラブルに巻き込まれます。
せっかく手に入れた『龍門』も手放さなくてはならないような事態に。
それをどう凌いでいくのかが読ませどころで。
まあそれなりに緊迫感もありました。
でもね。
やはり最後はずっこけましたね。
いつも書いていますけどもこの作者、途中まではいいんですけど、後半息切れしてしまうんですよね。(笑)
んで、詩の影響が大きく、話の結末を詩的にまとめてしまう。
その詩的というのもまたメルヘン系なんですよ。
おいおい、です。
ま、「血と骨」レベルを期待しても酷でしょうけど。
ほんと途中までは面白いんですよ。
最後がね・・・・。
ラベル:小説
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『や』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする