2020年04月19日

「バカにつける薬」呉智英

CIMG3628.JPG

バカをバカと言うことが禁忌になった。
それは70年代初頭から始まったサベツ狩りの愚行以来だと著者は言います。
あらゆる差別用語と一緒に、バカという言葉も社会から抹殺されていったと・・・・。
著者はいろんな雑誌、あるいは新聞の投稿欄で一般人をも相手にバカ呼ばわりして論争してきました。
この本はそんなバカにつける薬だとのことです。(笑)
私は自分が決して賢いとは思っていませんし、むしろ著者の言うバカに当てはまります。
ですがそんな私でもやはり「こいつはバカか?」と思う人たちが大勢いるんですよね。
この本は1988年に単行本として出版されたものの文庫化です。
ちょっと話が逸れますが、1991年に某ドリンクのCMで桃井かおりが「世の中、バカが多くて疲れません?」というのがあったのですが、当然批判殺到。
こんなのでわざわざ抗議する連中こそがまさにそのバカなのですが、CMは差し替えられました。
差し替えのセリフが「世の中、お利口が多くて疲れません?」(笑)
お見事。
強烈なカウンターですよね。
実はこれ、批判殺到を予想して差し替え用も撮影済みだったという話があります。
本当かどうかはわかりませんけども。
コピーは仲畑貴志。
名コピーライターです。
まさにバカを手玉に取っておられます。
さて本書ですが、やはり同じくバカ(著者曰くです)を手玉に取って翻弄しておられます。
必ずしも著者の意見が正しいわけではないでしょうし、いろんな反論もありましょう。
バカな私には判断がつきません。
この本を読んで「それは違うんじゃないか」と思う人はぜひ反論を。
著者は嬉々として受けて立つと思います。(笑)
といいましても、もう30年前の本なのですが。
しかし著者は今も現役でご活躍ですので、現在の著者の評論を読んでいっちょやったろかいという論客がいらっしゃればぜひ。
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『く』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする