2020年09月04日

「大阪船場 おかみの才覚 「ごりょんさん」の日記を読む」荒木康代

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大阪といえば商売の町。
中でも昔は船場といえば商いの中心地でした。
誰もがここに店を出すことに憧れたといいます。
まあ今でいえば銀座に鮨屋やクラブを出すようなものなんでしょうか。
いつかは銀座へ、と。
大阪の商家では主人の妻は“ごりょんさん”と呼ばれました。
漢字で書くと“ご寮さん”。
ちなみに主人は“だんさん”ですね。
多くの女性が船場でごりょんさんと呼ばれることを夢見たようです。
さて、ごりょんさんというのはどのような役割を果たしてきたのか。
この本では大阪船場の商家に嫁いだ杉村久子という女性の日記を読みながら、ごりょんさんというのはどのような存在だったのか、当時の商家の日々というのはどのようなものだったのかを解明していきます・・・・。
現在はどこもまったくその土地ならではみたいな特色がなくなり、個性がないといいますか、のっぺりと標準化されて無個性になりました。
大阪船場でも昔ながらの商家なんて雰囲気の店はありません。
なので当然ごりょんさんなんて存在もなく。
主人は“だんさん”ではなく社長、奥さんが手伝っているとしたら専務でしょうか。(笑)
丁稚なんて言葉は死語。
風情ないです。
時代の流れとはいえ、なんだか味気ないですね。
しかしこの本、どんな人が読むんでしょ。
というか、どういう人に向けて書かれたんでしょうか。
商売人?
郷土史を研究している人?
船場のごりょんさんに興味を持ってこの本を手に取る人って、どのような人たちなんでしょう???
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2020年09月02日

「うまい! 酒の肴になる! おつまみ缶詰酒場」黒川勇人

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酒飲みにとって缶詰というのはなかなか重宝するものでして。
つまり酒のアテということですよね。
で、そういう観点から缶詰といえばという話になりますと、さば缶、さけ缶、シーチキン、さんま蒲焼き、などが出てきますね。
これらは魚系。
肉系になりますと牛肉大和煮とか焼き鳥とかコンビーフとか。
これら定番です。
この本ではもちろんそれらを紹介しておられるのですが、それだけではシロウト。
本を出すだけあって、こんな缶詰もあるのか、というのも紹介しておられます。
海外に多いですね。
例えばコロンビアの缶詰でパルミット。
ヤシの新芽とのことです。
メキシコではハラペーニョの缶詰とか。
究極はやはりスウェーデンのシュールストレミングでしょう。
世界一臭い食べ物です。 
で、この本、カラー写真をふんだんに使って紹介しておられるのですが、なぜか第7章から白黒に。
どうせなら最後までカラーでいってほしかった。
ただ単に缶詰の紹介だけでなく、それを美味しく食べるためのちょっとしたアドバイスも添えられています。
缶詰ってそれだけですでに完成されている料理ですから、そのまま食べてよしなんです。
でもちょっと手を加えることによって、酒飲みに嬉しい味付けになったりします。
ぜひ参考にさせていただきましょう。
ラベル:グルメ本
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