2020年10月20日

「たべたいの」壇蜜

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タレントの壇蜜が食べ物についてあれこれ語ったエッセイです。
壇蜜という人については私は名前と顔しか知らず、テレビでも観たことがありません。
というか、テレビ自体ほとんど観ないんで当然すけど。(笑)
それでもどこかで名前や顔は刷り込まれるものなんですね。
経歴や日頃どのような活動をしておられるのか知らないのですが、この本を読みまして「あ、知的な人だな」と。
この文章はそれなりの教養がないと書けないでしょう。
辛苦も舐めてこられたなという気もしましたね。
取り上げておられる題材(食材)はごく身近なものばかり。
牛乳であるとか納豆であるとか。
魚肉ソーセージだの、のど飴だの、ラムネ菓子だの。
で、こういう身近なモチーフはやはり独特の切り口でないと読み物にならないんですよね。
例えば納豆をごはんのおかずとして食べる場合、ほとんどの人はごはんにかけると思います。
しかしこの人はパックの納豆に少しずつごはんを入れて食べる。
こうすると茶碗がねばつかず、パックの隅まで納豆を満喫できて無駄がないと。
こういう逆の発想は私にはありませんでした。(笑)
非常に庶民的な行為をインテリっぽいようなそうでないような独特の文体で書いておられます。
それは食癖食遍歴の御開帳であり懺悔であり挑発でもあります。
ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『た』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする