2020年11月06日

「お家賃ですけど」能町みね子

CIMG3725.JPG

築40年、家賃4万円、風呂ナシ、個別トイレ有、和室6帖にキッチン3帖弱、共同玄関。
著者22歳、平成14年の春。
会社を辞めた著者はそのようなアパートに住み始めます。
大家は加寿子さんというおばあちゃん。
最初に入居したとき著者は男性でした。
1年ほどして退去し、また2年弱でこのアパートに戻ってきます。
女性として・・・・。
まず、平成の時代にもまだこのようなアパートがあったのかと。
東京でこのような。
令和になった現在も私の住む近所にそのようなアパートはあります。
入ってみたいのですが、勝手に入ると不法侵入ですもんね。
いつも外から眺めています。
まあ、私もこれに近い条件のアパートに住んでいましたけども。
で、この本の内容ですが、著者の平成14年春から平成19年春までの「加寿子荘」での生活が記されています。
元々はミクシィで日記としてUPされていたということです。
なのでフィクションのように大きなドラマがあるわけではありません。
いや、あるか。
最初に入居したときに男性だった人物が、2年後に女性になって戻ってくる。(笑)
ちょっと普通では出会えないシチュエーションですもんね。
しかしそれについて深く書くわけでもなく、淡々と日々を綴っておられます。
平成19年の春まで。
今もあるのでしょうか、「加寿子荘」
このようなアパートもいずれ確実になくなっていきます。
寂しいですね。
それにしても表紙の写真あざといなぁ。(笑)
ラベル:エッセイ
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『の』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする