2020年11月11日

「カモイクッキング くらしと料理を10倍楽しむ」鴨居羊子

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著者である鴨居羊子の名前を聞いても今の人は知らない人が多いでしょうね。
「チュニック」という女性下着ブランドの創始者です。
ズロースといわれるような地味な下着しかなかった時代にカラフルなデザインの下着を売り出し、一躍時代の寵児となりました。
スキャンティなんてのも彼女の命名です。
今はスキャンティなんて言葉も聞きませんが。(笑)
そんな著者は下着デザインだけではなく絵や文章にも才能を発揮しました。
本書は食についてのエッセイです。
まず最初に「私は食べることは好きだが、いわゆる食通でも味通でもない」と書いておられます。
これ、作家なんかが食について語るときに必ずといっていいほど持ち出す枕詞です。(笑)
しかし世間で食通として名が通っていることにまんざらでもない雰囲気がうかがえるんですよね。
でも本書はほんとにそういう通ぶったところがありません。
昔懐かしい食についてのエピソードだとか、ごく身近な料理について語られています。
食の世界も贅沢をいえばきりがありませんが、食を楽しむということでは必ずしも高級な店や食材でなくてもいいんですよね。
身近な食材や料理で食を楽しむ。
これがごく当たり前のことだと思います。
それを実践しておられるんですね。
ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『か』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする