2020年12月08日

「東スポ黄金伝説。」赤神信

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スポーツ新聞の中でも独特の個性といいますか編集方針でファンをつかんでいる東京スポーツ新聞。
著者はそんな新聞社に昭和40年代前半に入社しました。
東スポが現在に至るまで、どのような経緯があったのか。
どのような記者たちがいたのか。
現場を体験した著者によるノンフィクションです。
いやもう、荒唐無稽といいますか。
社長からしてとんでもない人物なのですが。
編集方針がすごいですね。
例えば三島由紀夫が自衛隊市ヶ谷駐屯地に乗り込み割腹自殺したとき。
他紙はもちろん1面三島です。
東スポはどうしたか。
『馬場流血の大惨事』だったそうです。
三島の割腹よりもプロレスのジャイアント馬場の流血。(笑)
そんな新聞社ですから個性豊かな社員たちばかりだったようで。
芥川賞作家の高橋三千綱が社員だったころのエピソードも紹介されています。
まさしくこの時期に芥川賞を受賞したようで。
まだ売れてなかった頃のツービート(北野武)なんかも関わってるんですね。
その後社長の死去などもあり世代交代し、見出しのハッタリがウリになってきます。
『ネッシー出産』。
あちこちから問い合わせがあったそうです。(笑)
マドンナが泊まった部屋のごみ箱にボラギなんとかという薬を発見し、翌日の見出しは『マドンナ痔』。
その他、『人面魚危篤』、『フセイン、インキン大作戦』、『タイソンの母親、性病』、『落合家チンポ丸出し』、『クリントン宇宙人と握手』。
試写を観てジャッキー・チェンが映画内で暴力団に撃たれるシーンがあったので、『ジャッキー・チェン暗殺さる』。
もうね、掴めばオッケーみたいな。
でもこういう新聞があってもいいですよね。
一服の清涼剤です。(笑)
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『あ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする