2021年01月23日

「ミーツ・ガール」朝香式

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激デブ激臭の女サトミにアパートに居座られてしまったワタベ。
毎日のようにコンビニにマンガ肉を買いに行かされてます。
いわゆるパシリです。
もちろん代金はワタベ持ち。
せっかく彼女ができたのにこれでは部屋に連れ込めません。
意を決したワタベは3か月も居座ったサトミをようやく力ずくで追い出すことに成功します。
そして10年後、サトミがバーの店長としてブログに写真が載っていると大学時代の友人に教えられるワタベ。
確認してみるとたしかにそれはサトミでした。
まったく姿を変えて・・・・。
う~ん、ちょっと無理があるんじゃないですか、サトミのキャラの変化に。
いくらなんでもルックスはまだしも性格はそうは変わらんでしょう。
100歩譲って最初の「マンガ肉と僕」だけならまあいい。
このあと4編の短編があるのですが、いわゆる連作形式ですね。
R-18文学賞を受賞した40ページ弱の「マンガ肉と僕」だけでは本になりませんから、書き下ろしたんでしょうけど。
でもこれがキャラ変したサトミを柱に据えてるからずっと無理を引きずってるんですよね。
最初の「マンガ肉と僕」のサトミじゃないだろ、これ、と。
タイトルも「マンガ肉と僕」ではアレなんで「ミーツ・ガール」としたのでしょうが、全体の内容に合ってないでしょう。
とにかく最初のサトミのキャラが浮いてしまっていて、収拾不可です。
無理に連作にしなくてもよかったんじゃないでしょうか。
ラベル:小説
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『あ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする