2007年11月04日

「兄弟」なかにし礼

なかにし礼氏といえば有名な作詞家です。
そんな氏の小説を今回初めて読んでみました。
売れっ子作詞家として活躍する主人公を食いつぶそうとする兄。
遊びまくり、借金しまくり、思いつきで会社を興してはつぶし、何億円という借金が弟である主人公にのしかかってきます。
やっとの思いで建てた邸宅までも追い出されるような羽目に。
完全なノンフィクションではないでしょうが、自身の半生を綴った小説なのでしょう。
故石原裕次郎氏とのエピソードなども語られています。
いやぁ、上手いですね。
文章や話の進め方にまったく引っかかるところがありません。
作詞の世界でその才能を存分に発揮された作者ですが、小説でもいかんなく才能を見せ付けておられます。
ただ、かなりヘビーな内容のわりには筆致が淡々としており、作者の苦労の重さがいまいち生々しく伝わらない気がしました。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 20:37| Comment(0) | TrackBack(1) | 『な』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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