2008年11月06日

「四つの嘘」大石静

高校時代同級生だった4人の女性。

その中の1人がニューヨークで不倫相手と一緒に事故に遭い、亡くなる序章から始まります。

第一章からは4人の高校時代が舞台です。

これは産経新聞に連載されていた作品ですが、新聞の連載小説で女子高校を舞台によくまあ引っ張ったものだと感心。

そしてまた後に現在に戻るのですが、たいして仲のよくなかった4人が20年以上も経って繋がっているのは不自然です。

しかもそのうちの娘3人が母親と同じ高校の同級生とは、いくらなんでもご都合な設定。

4人それぞれのキャラが書き分けられており、そのキャラによる生き方の違いがドラマを生んでいます。

メインになっているのは詩文という女性ですが、このキャラがまたすごい。

高校時代に同級生の恋人を奪い、自分のものにするため妊娠し結婚し、離婚。

(その同級生と恋人というのが冒頭に出てくるニューヨークで事故死する2人)

娘が気に入っている家庭教師にまで手を出し、挙句の果て輪姦され自殺未遂。

いやはや、バカとしかいいようがない。

それぞれの女性の生き様が描かれているわけですが、ちょっと狭い範囲でごちゃごちゃドラマを作りすぎている気がしました。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 14:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 『お』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック