漫画家、吾妻ひでお。
30年くらい前はけっこう売れっ子の漫画家でした。
「ふたりと5人」、「チョッキン」、「ちびママちゃん」なんてリアルタイムで読んでましたねぇ。
「ななこSOS」なんてアニメにもなりましたし。
第一線というわけではありませんでしたが、マニアなファンに支持されていました。
いつの間にやら一線を退いたと思っていたら、失踪してホームレスな生活などしておられたんですね。
そしてアル中になり入院。
そんないきさつをマンガにしたのがこの本です。
悲惨な内容のはずですが、それをユーモラスに描いておられます。
絵柄はいまだに古臭さを感じさせませんね。
女の子のキャラなどじゅうぶん魅力的。
きっちりと4段に割ったコマ割りに平坦な構図で描かれた絵も、淡々とした日記として効果的です。
もうちょっと突っ込んで描いて欲しいという気もしましたが・・。
”あじましでお”健在なり。(笑)
ラベル:ノンフィクション