2009年11月05日

「文壇」野坂昭如

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時代は1960年代です。

タイトルの通り当時の文壇を描いた自伝的ノンフィクション。

三島由紀夫、吉行淳之介、丸谷才一、川端康成、梶山季之、色川武大、五木寛之、遠藤周作、大江健三郎、石原慎太郎・・・・。

ずらりとその当時の流行作家の名前が出てきます。

もちろん名物編集者の名前も。

そして文壇といえばやはり「文壇バー」でして、これまたいろんな店の名前が出てきます。

そんな文壇バーで夜毎に飛び交う文学論。

著者の雑文家から小説家に転向するまで、そして小説家となり直木賞も取りといった経歴を語りつつ、当時の文壇という世界が描かれています。

句点と改行の少ないメモ書きのような文体、時間や場所がめまぐるしく変わる話運びにかなり読みづらさを感じますが、慣れるとそれもまたこの内容にふさわしくも感じます。

「文壇」に興味のある人ならなかなか楽しめる一冊ではないでしょうか。

ラベル:書評・作家
posted by たろちゃん at 00:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 『の』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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