「裁判長! ここは懲役4年でどうすか」の続編です。
内容はといいますと、裁判の傍聴記録です。
普通の人にとっては日常外である「裁判」。
しかし実は誰もが簡単に傍聴できるのです。
筆者が傍聴した裁判の内容がまた様々。
思わずぐっとくるようなお涙頂戴の話もあれば、あきれはてるような話もあります。
人間ドラマですねぇ。
2009年から始まった裁判員制度。
いつ自分が裁判員に選ばれるかわかりません。
そんな世相によるのか、前作は単行本として出版された当初たいして反響が無かったそうですが、文庫本になるとえらい好評だったと作者はあとがきで述べておられます。
ちょうど裁判員制度が話題になり始めた時期と重なったのでしょう。
傍聴マニアも増えているようです。
とりあえずはこの本をきっかけに裁判というものに接してみてもいいのではないでしょうか。
ラベル:ノンフィクション