2010年08月31日

8月の一冊

今月は17冊。

けっこう読みましたね。

「東京島」桐野夏生
「食べ物さん、ありがとう」先生=川島四郎 生徒=サトウサンペイ
「隠し剣秋風抄」藤沢周平
「食堂かたつむり」小川糸
「小泉武夫の世にも不思議な食の世界」小泉武夫
「恐怖」筒井康隆
「二人道成寺」近藤史恵
「板垣恵介の激闘達人烈伝」板垣恵介
「すきやばし次郎 旬を握る」里見真三
「裏と表」梁石日
「猫めしの丸かじり」東海林さだお
「天使などいない」永井するみ
「ああ 好食大論争」開高健 
「ボクは料理長、ときどき鉄人」坂井宏行
「赤絵の桜 損料屋喜八郎始末控え」山本一力 
「燃えつきるまで」唯川恵
「ちょんまげぷりん」荒木源

「東京島」桐野夏生は期待していたほどではなかったですね。

がっかり。

出版された当時はどんな内容だろうとワクワクしたのですが。

「隠し剣秋風抄」藤沢周平、さすがにどの作品も読ませます。

武士として男としての悲哀をしみじみと。

「食堂かたつむり」小川糸、これはよかったなぁ。

プロローグが全体から浮いているのが引っかかりますが、主人公の料理に対する真摯なひたむきさがいい。

料理に携わるお仕事をしておられる方にはぜひ読んでいただきたいと思います。

「恐怖」筒井康隆、近年の筒井氏らしく丁寧な描写の積み重ねです。

そしてやはり老いや死という匂いが漂っています。

「二人道成寺」近藤史恵、歌舞伎ミステリーというには「歌舞伎」にしても「ミステリー」にしてもちょっと弱いか。

歌舞伎というふりかけのライトな恋愛ミステリー。

「裏と表」梁石日は後半がちょっとね。

息切れしましたか。

「猫めしの丸かじり」東海林さだお、これでシリーズ何冊目か知りませんけども、このレベルを保ち続けてるってすごいことですね。

天才です。

「天使などいない」永井するみ、短編集。

すべてが高水準というわけではなかったですが、なかなかよかったです。

他の作品もぜひ読んでみたい。

「赤絵の桜 損料屋喜八郎始末控え」山本一力、私にとって山本氏の著作はこれで三冊目。

どれもいいですね、シビレます。

この作品はやはり喜八郎の魅力。

もちろんその他の登場人物も素晴らしい。

深川を舞台とした人情や粋がたまりません。

「燃えつきるまで」唯川恵、ワンパターンなイメージがある唯川作品。

でもこれはちょっとそのイメージからはずれてますかね。

それでも主人公の設定は典型的ですが。

女のドロドロした怖さを描いた佳作です。

「ちょんまげぷりん」荒木源、久々のヒットです。

笑いあり涙あり、ベタな展開ではありますがいいじゃないですか。

ワクワクしながら一気に読みました。

今月はけっこう粒揃いでした。

どれもよかった。

その中でも「赤絵の桜 損料屋喜八郎始末控え」山本一力がやはりさすがの読み応えでした。

迷いながらも今月はこれだなと思っていましたら、ぎりぎりになって「ちょんまげぷりん」荒木源の読了。

これにはちょっとやられましたね。(笑)

山本一力作品はこれからいくらでも読みますし、読むたびに今月の一冊候補になりそうな気がします。

なので今月は「ちょんまげぷりん」荒木源。

これを今月の一冊にしたいと思います。

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posted by たろちゃん at 05:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 今月の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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