2010年11月05日

「『噂の真相』25年戦記」岡留安則

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今や幻の雑誌となってしまった「噂の真相」。

25年にわたって数々のスキャンダルを取り上げてきましたが、2004年3月惜しまれながら黒字休刊。

編集発行人としてそれを立ち上げ、牽引してきたのがこの本の著者である岡留安則氏です。

「噂の真相」という雑誌の性格として、その25年は実に波乱万丈でした。

マスコミではタブーといわれているようなことに噛み付いていくのですからそれは当然のこと。

右翼から総攻撃を受け廃刊寸前に追い込まれた「皇室ポルノ事件」。

直接「噂の真相」を責めるのではなく、当時この本を印刷していた凸版印刷をはじめ、広告を出していた企業、取引銀行などに圧力がかかったのです。

右翼団体のあいだでは岡留氏の写真入り手配書まで出回ったとか。

しかしなんとかかんとか生き抜き、これをきっかけに「噂の真相」は企業広告に頼らない雑誌になっていきます。

その他、似非同和団体、極真会館、ロス疑惑、マニラ市内殺人事件などを独自の切り口で取り上げていきます。

作家・筒井康隆氏の断筆宣言も「噂の真相」誌上でした。

オタク評論家・宅八郎氏の田中康夫邸襲撃事件などとういのもこの雑誌がきっかけでしたね。

「ゴーマニズム宣言」の漫画家・小林よしのり氏との対決というのもありました。

東京地検特捜部部長や東京高検検事長のスキャンダルも容赦なく暴き立てます。

そしてまたもや右翼との対決。

このときは団体の二人が編集部に抗議に訪れ、流血事件となりました。

なんともすさまじい歴史が書かれています。

私もよくこの雑誌はよく立ち読み(笑)したものでして、休刊は実に残念。

また復活していただければと。

ラベル:エッセイ
posted by たろちゃん at 05:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 『お』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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