2011年03月12日

「居酒屋兆治」山口瞳

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「兆治」という名のこじんまりとしたモツ焼き屋を営んでいる藤野伝吉。

よく言えば一本気、悪く言えば頑固で融通の効かない性格ゆえ、会社に馴染めず脱サラしてこの店を始めました。

誰もが本名ではなく、彼のことを兆治と呼びます。

そんな兆治と店に集まる客たちとの人間模様を描いています。

連作短編形式になっており、それぞれの章が独立したエピソードとなっています。

あえて芯が通っているといえば、さよという女性の存在。

兆治が昔付き合っていた女性です。

さよの幸せのため兆治が手を引く形で別れ、さよは地元の地主の息子と結婚しました。

しかし彼女は家を出ます。

そんな彼女がふと兆治の前に現れ・・・・。

派手な話ではありません。

朴訥淡々とした小説です。

会話のやり取りが誰が誰かよくわからなかったり、唐突に時間が飛んだりという文章にちょっと戸惑いましたけども。

たしか映画化され高倉健が役をやっておられたと思いますが、なるほどイメージは合いますね。

映画は未見ですので、どのような画になっているのか観てみたい気がしました。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 18:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 『や』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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