2011年03月21日

「龍をみたか」三田誠広

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主人公の白鳥啓介は、まったく世間を知らない純粋無垢な青年。

小説の原稿を持って九州から上京するのですが、その小説がA賞という権威ある文学賞を受賞します。

うっとりするような美青年ということもあり、あれよあれよという間にテレビだ映画だとマスコミにひっぱりだこ。

純粋な主人公とそれを利用しようとする周りの連中とのドタバタ劇です。

こういう文壇を扱った小説に筒井康隆の「大いなる助走」があります。

どうしてもそれと比べてしまうことになるのですが・・・・。

どうも上辺だけでドタバタしているだけという印象です。

もっと加速がついてどんどん突っ走るような展開が欲しかったのですが。

巻末の対談で作者はこの作品の意図や仕掛けについて語っておられるのですが、それはわかるとしましてもやはり小説として面白くないことには・・・・。

いまいち読後に満足感を感じられない作品でした。

ちなみに登場人物に三上三千輝という作家が登場します。

4人の名前を組み合わせていますが、誰だかわかります?(笑)

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 17:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 『み』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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