2011年09月08日

「下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん」嶽本野ばら

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関西の尼崎からど田舎(失礼)の茨城県下妻にやってきた主人公の桃子。

『Baby, The Stars Shine Bright』命の筋金入りのロリータ少女です。

そんな桃子が知り合ったのがバリバリヤンキーなイチコ。

両極端な二人ですが、なぜか奇妙な友情で結ばれ・・・・。

耽美な作風で知られる嶽本野ばらにしては珍しい(?)コメディ小説です。

いや、ギャグ小説といったほうがいいですね。

声を出して笑ってしまった箇所多数。

ですます調の丁寧な文体は相変わらずなのですが、それがまたおかしさを強調しているのですね。

当然ロリータファッションについての主張にぬかりはありません。

冒頭から十八世紀のロココについて薀蓄を展開されます。

これがまた面白い。

ヤンキーについての考察もきっちりしておられますねぇ。

関西出身の嶽本氏だけに、チンピラ言葉も堂に入ってます。

爆笑の連続ですが、ちょっとほろっとくるところもあったりします。

そして『Baby, The Stars Shine Bright』の社長が実名で登場したり、主人公の桃子がデザインに関わったりするんですよね。

ヤンキーのイチコがこのブランドのモデルになったり。

このあたりはさすがに乙女のカリスマといわれる嶽本野ばら氏ですね。

『Baby, The Stars Shine Bright』とも懇意にしておられるのでしょう。
(実際、コラボレーションしておられますし)

私もこのブランドは以前からちょっと気になっておりまして、興味深く読めました。

いやあ、面白かったなぁ。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 20:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 『た』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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