2012年03月22日

「蕎麦ときしめん」清水義範

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清水義範といえばパスティーシュ小説の作家として知られていますね。

パスティーシュとはフランス語で模範作品という意味だとか。

例えば表題作の「蕎麦ときしめん」。

主人公が名古屋人について書かれた論文を紹介するという内容です。

要は論文形式の小説ですね。

馬鹿馬鹿しいことを真面目くさって書くという手法自体は別に目新しいものではありません。

その他、司馬遼太郎を模範した「商道をゆく」や「猿蟹の賦」、阿佐田哲也を模範した「三人の雀鬼」など。

どれもいまいちなんですよねぇ。

突き抜けた面白さはありません。

そしてパスティーシュというような馴染みのない言葉を使われなくてもと思います。

パロディでいいではないですか。

私はそちらのほうがしっくりきますけどね。

でもパロディというほど毒はない。

そしてどのようなオチが用意されているのかと思っていたらあっけなく終わる。

それらが私には物足りませんでした。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 04:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 『し』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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