2012年09月26日

「開高健が喰った!!」菊谷匡祐

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美食家、大食家として知られた作家・開高健と長年付き合いのあった著者。

そんな著者が開高健の愛した店を紹介し、その店での食べっぷりを書いたのがこの本です。

いちばん最初の章で著者が開高氏とざっくばらんな中華屋に入ったときのことが書かれています。

『店に入るとすぐ、開高さんが注文した。「ビール二本、餃子四人前にやわらかい焼きそば三人前、それとレバニラ炒め三人前、とりあえずそれだけ持って来て頂戴・・・・」』

氏はそれらをひたすらかっこんだそうです。

『この間、何もしゃべらない。ひたすらかっこみ、飲む。かっこむ、飲む。「ビール二本追加!」』

うひゃあ、たまりませんね。

そして『「さて、シメはタンメンで行こか・・・・」』

これを読んで思わず私も中華屋に走り、ビールと餃子をかっこんでしまいました。(笑)

その他いろんな店での食べっぷりが紹介されていますが、決して美食家気取りではありません。

著者があとがきでも書いておられますが、「開高健は食いしん坊でしかなかった」と。

だからこそ「よほど味に敏感に反応し得るらしい」と。

著者との食を通しての付き合いを読み、開高健の魅力ある人柄を味わえました。

posted by たろちゃん at 02:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 『き』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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