2013年01月02日

「空中ブランコ」奥田英朗

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伊良部総合病院の精神科医、伊良部一郎が活躍(?)するシリーズ第2弾です。

デブでまるで子供のような性格の伊良部、そしてクールな看護婦のマユミ。

まったくやる気があるんだかないんだかわからない2人です。

注射のときだけ目を爛々とさせ興奮するのですが。

そんな2人のもとにいろんな患者が訪れます。

表題作はサーカスのブランコ乗りです。

どうも最近調子が悪く失敗が続きます。

妻や舞台監督に勧められ伊良部のもとを訪れるのですが。

なんだかんだとブランコ乗りと親しくなった伊良部はサーカスに押しかけ、あげくの果ては空中ブランコに挑戦することに・・・・。

前作の「イン・ザ・プール」に引き続き、絶好調ですね。

伊良部のキャラが実にいい。

治療そっちのけでトンチンカンな言動ばかり起こすのですが、なぜか最後にはピタッと患者の問題が解決しています。

天才なのか天然なのか・・・・。

第131回直木賞受賞作。

直木賞というにはちょっと軽いかなという気もしますが、1級のエンターテイメントであるのは間違いありません。

第3弾の「町長選挙」も楽しみに読ませていただきましょう。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 17:26| Comment(0) | TrackBack(1) | 『お』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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『空中ブランコ』
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