大型チェーン書店の副店長を務める理子は40歳。
部下である27歳の亜紀とはどうもウマが合いません。
わがままで協調性がないのです。
しかし亜紀に言わせれば理子は頭の固い上司です。
仕事のことや男性問題のことで二人はぶつかり合います。
やがて理子は店長に昇格するのですが、実はその裏には店の危機が・・・・。
独身でアラフォーの働く女性。
となれば、やはり大きなテーマは仕事と恋愛でしょう。(現実は知りません。小説やドラマではたいがいそうでしょ。笑)
この小説では恋愛ももちろん描かれてはいますが、メインは仕事です。
書店員という仕事が楽しさも苦労も含めて、実に魅力的に描かれています。
そして作者の経歴による知識やご経験もあるのでしょう、業界の裏話的なことも書かれていたりしてそれがリアリティある(と思う)んですよね。
実在の作家名や作品名も出てきたりして現実とリンクしています。
ストーリーのパターンとしては王道と言いますか、新鮮さはないかもしれません。
ですがこの業界を舞台にしたのは新鮮です。
私もエッセイなどではいろいろと書店員さんの本を読んできましたけども、小説は初めてでしたしね。
清々しい読後感を得ました。
続編もぜひ。
そうそう、この「書店ガール」は面白かったです。
書店の一端を垣間見ているようで。
本屋さん好きにはたまらない作品です!
ネットでいろいろ書評を読んでいても、おおむね
良い感じでしたし。
birthday-energy.co.jp/
ってサイトは碧野さんの性格にまで踏み込んでましたし。
書店ガール2も読んでみたくなりますよね〜