2013年10月23日

「姥捨てバス」原宏一

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主人公の「おれ」は白ナンバーのおんぼろバスで、相棒と無認可の観光バス事業を営んでいます。

いっときは大儲けもしたのですが、現在はバブルも弾け飛んで干上がってしまいました。

そこで相棒が起死回生に思いついたのが、ババアをターゲットにした清貧ツアー。

婆さんを娯楽などなにもない山奥の温泉につれていき、質素に過ごしてもらうというもの。

しかしツアー客の一人が失踪し、それがきっかけとなったのかあのツアーは「姥捨てツアー」だとの噂が立ち始め、それを逆手にとって売り物にし始めたおれと相棒ですが・・・・。

相変わらず設定が面白い原宏一。

今まで読んだ中ではいちばんレベルが高かったかも。

といっても3冊目ですけどね。(笑)

本作は姥捨て山の現代版といったところですが、さすがに現代の婆さんはパワフルです。

金と暇のある旅行好きの年寄りを上手く題材にしておられます。

ですけど、う~ん、なんだかしっくりとまとまっていない気がするのはなぜでしょう。

コメディーっぽい設定なのにしんみり系に偏ってしまうせいでしょうか。

まあ設定に関しては私が勝手にそう思っていただけかもしれませんけど。

ラストも私にとっては消化不良でしたし、最後まで読んでタイトルもちょっと違うんじゃないかなという気がしました。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 04:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 『は』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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