シリーズ5冊目でいよいよファイナル。
今回のゲスト作家は直木賞作家の道尾秀介、芥川賞作家の円城塔。
そしてメッタ斬りコンビ(というより主にトヨザキ社長)の宿敵、石原慎太郎氏の芥川賞選考委員辞任を受けての特集。
もちろんメインは芥川賞・直木賞の予想です。
単純に作品の良し悪しだけで決まるわけではない両賞。
出版社の思惑や選考委員の読解力にも大きく左右されます。
そのあたりを読んで予想を立てるお二人ですが・・・・。
ファイナルということでもう読めないのかと思うと非常に残念です。
ここまで楽しく面白く、しかも徹底的に読み込んでいる書評って他にありませんからね。
書評というよりも選評評というべきかもしれませんが。
選考委員の選評についてあーだこーだ語るなんて実に愉快です。
いつもヤリ玉にあげられるのが石原慎太郎氏、渡辺淳一氏、宮本輝氏あたり。
そしてツモ爺こと津本陽氏。
あとのほうになって大ボケを連発する阿刀田高氏が“ミスター選評”などと皮肉られていましたね。
選評評だけでなくそれぞれの候補作についての書評も本選びの参考にさせていただきました。
ラジオ日本の「ラジカントロプス2・0」は続くということなので、いつかまたそれをまとめた続編を期待いたします。
ラベル:書評・作家