2014年04月28日

「きつねのはなし」森見登美彦

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短編4編収録。

連作というわけではありませんが、同じ人物が出てきたりもします。

表題作は芳蓮堂という京都の古道具屋でアルバイトをしている大学生の話。

古道具屋主人のナツメさんから風呂敷に包まれた品を渡され、天城さんの屋敷に届けた私。

それから何度も通ううちに天城さんの見えない糸に絡み取られたようになり、財布に入れていた彼女の写真をつい天城さんに渡してしまいます。

その後彼女の行方がわからなくなり・・・・。

シュールで黒くてちょっと耽美的で。

伝奇小説的でもあり。

収録されている作品すべてそのような雰囲気です。

心の隙を衝いてくる怖さのようなものがありますね。

ただどれもはっきりとした話の辻褄といいますか、納得できる説明や着地点があるわけではありません。

そのような話なのだと受け入れるしかないでしょう。

京都という舞台がいいんでしょうね。

これが大阪だとこの雰囲気は出てきません。(笑)

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 04:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 『も』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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