糖尿病。
10人に1人ともいわれている現代の生活習慣病ですね。
この厄介な病気は完治することなく、一生付き合っていかなければならないといわれています。
この病気をコントロールするにはまず食事ですが、とにかく重要視されているのがカロリー制限。
しかし著者が主張する食事療法はカロリーを気にすることなくできるというのです。
それが糖質制限食なんですね。
人の血糖値を上げるのはたんぱく質でもなく脂質でもなく糖質のみであるということ。
特に精製された炭水化物が血糖値を急激に上昇させると。
なので普段主食として食べているごはんやパン、麺、そして炭水化物を多く含む野菜などを避けます。
肉や魚、炒め物や揚げ物はOK。
アルコールもビールや日本酒、ワインは不可ですが、焼酎やウイスキーなどの蒸留酒はOK。
酒飲みにとってはなんとも嬉しい食事療法じゃないですか。(笑)
ただし極端な食べすぎ飲みすぎがだめなのは健常者でも当然のこと。
ではそのような食事をして本当に効果があるのか、弊害がないのかが気になるところですが、著者は実際に自分が勤務している病院で劇的な効果をあげているとデータを示されます。
またご自身も糖尿病であり、ご自分の身体を使ってその効果を試してもおられます。
医学のことはよくわかりませんけども、欧米でもカロリー制限と低脂肪の食事療法ではなく、糖質制限食に変わってきているとか。
ふむふむと大変興味深く読みました。
ラベル:グルメ本