銀座という街は一流・高級店が軒を連ねますが、中でも寿司屋というのはおいそれと近づけないイメージがあります。
敷居が高い。
フランス料理もそうなのですが、まだ誰に対してもオープンなところがあります。
それに比べると寿司屋というのは閉鎖的で、一見で入るには勇気が要ります。
そんな銀座の寿司屋を取材した一冊。
といってもガイドブックの類ではありません。
寿司屋にとってなぜ銀座なのか。
なぜ寿司職人たちは銀座に店を出したがるのか。
そのようなあたりを各店の経歴を紹介しつつ浮き上がらせていきます。
巻末には銀座の寿司屋の系譜や年表も添えられており、資料としての価値もあります。
そしてイラストはすべて著者自身によるもの。
なかなかお上手ですね。
ラベル:グルメ本