2014年08月14日

「フレンチの達人たち」宇田川悟

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フランス料理。

その響きは優雅で高級感があります。

バブルの頃はそれこそフレンチ全盛でした。

支えていたのは接待族です。

しかしバブルが弾けて需要が激減し・・・・。

この本では16人のフランス料理シェフが紹介されています。

バブルが弾け、イタリアンやエスニックといったジャンルが注目を集め、そんな状況でそれぞれのフレンチシェフたちはどうなのかと。

さすがにここで紹介されているシェフたちは筋金が入っています。

もちろん苦しい思いはしてこられたでしょうが、やはり地力が違う。

今でこそ料理人という職業は脚光を浴びていますが、昔はそんなに評価されていない職業でした。

しかしそんな状況の中で料理人という職業を選択し、今のように気軽に海外に行けないような時代にフランスに渡り本場のフランス料理を勉強した人たち。

本当に料理が好きだったんでしょうね。

そんな人たちが現在の日本のフランス料理の礎を築かれたわけです。

この本で紹介されているシェフは錚々たる顔ぶれです。

石鍋裕、三國清三村上信夫根岸規雄、中村勝宏、ジャック・ボリー、井上旭、ジョエル・ロブション、上柿本勝、斉須政雄北島素幸高橋徳男、鎌田昭男、熊谷喜八、勝又登、平松宏之。

フランス料理に興味ある者にとって知らない名前はありません。

皆さんご自身の経験や考えを述べておられます。

この本でも触れられているのですが、日本人は間違った形でフランス料理を受け入れてしまっています。

上辺だけを輸入し、文化をまったく理解していないと。

ブランド物も同じですね。

その辺のオネーチャンが、それこそ女子高生が平気でブランドの服や装飾品を身につけている。

フランスではありえません。

そのブランドを身につける、そのレストランで食事するというのがどういうことなのか、ちゃんとわきまえています。

星付きのレストランなんて一生行かない人が多数です。

でも日本では猫も杓子も・・・・。

話が逸れました。

まあそういう客層も含めて日本のフランス料理です。

そういう状況で苦闘するフレンチシェフたちの声を聞く(読む)ことができる貴重な一冊です。

ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 03:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 『う』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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