「噂の眞相」。
政界、財界、芸能界、文壇、皇室・・・・。
いろんな方面のスキャンダルを暴き、タブーに挑戦した雑誌でした。
私も毎月楽しみに立ち読み(笑)してましたね。
神戸新聞記者を経てそんな“ウワシン”でライターをしていた著者。
99年に則定衛東京高検検事長のスキャンダルを暴き辞任に追い込み、翌年には当時の首相であった森喜朗の買春検挙歴をスクープします。
それらは決して飛び込んできた話をほいほいと掲載しているわけではありません。
何年も前から手をつけ、あちこちから情報を収集し、決定的な証拠を握り、スクープとして放つ。
しかしそれに対して相手も名誉毀損で訴えてくる。
そんな裏側の苦労や緊迫感のあるやりとりが描かれています。
ちなみに著者は「噂の眞相」を辞めたあともいろんな週刊誌でご活躍され、ベストセラーも出しておられます。
ラベル:ノンフィクション