2014年09月21日

「幸福な遊戯」角田光代

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女性の私、ハルオ、立人の女1、男2で始めた共同生活。

誰を連れ込んでもかまいませんが、同居人同士の不純異性行為は禁止です。

しばらくは順調に続いていましたが、ある日ハルオが家を出ると言います。

動揺する私。

せっかくの居心地のいい生活が壊れてしまうのを恐れます。

やがて立人も家を出ると言い出して。

私にとって居心地のいい生活が崩れていきます・・・・。

表題作は作者のデビュー作。

他に2編収録されています。

「無愁天使」は母親の死によって家庭が崩壊する様が描かれています。

ひたすらお金を消費することにより、現実から目をそむけるような家族たち。

「銭湯」もある意味現実逃避的な話といえましょうか。

就職せずに芝居を続けると母親に対して強がってはみたものの、皆に遅れて就職活動に奔走し、小さな食品会社に就職する八重子。

しかし母親には芝居を続けていると言い続けています。

どれも家族や家庭を描き、アイデンティティを見失いそうになりながら焦りもがいて必死に生きている主人公たちの物語です。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 03:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 『か』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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