あちこちの酒場に出向く著者。
そしていろんな展開が訪れるわけですが、それは「行きがかりじょう」であって決して「行き当たりばったり」ではないのだと。
そんな「行きがかりじょう」が訪れる店に幸せを感じると。
うん、なるほどと思います。
展開であり刺激であり想定外であったりということなんでしょうね。
酒場に行きました、酒飲みました、以上、では面白くもなんともない。
ま、酒飲みはなんだかんだと理由をつけて飲み歩くわけです。(笑)
文章がややスノッブに感じるのは著者の個性でもあるでしょうが、「ミーツ・リージョナル」の影響もあるのかなと。
私がこの著者を知ったのは「ミーツ・リージョナル」に執筆しておられたから。
もう何年もまったく手に取っていませんが、この「ミーツ・リージョナル」という関西ローカルな情報誌、いろんなライターや編集者が書いておられるんですけども、独特のミーツ文体というようなものがあるんですよね。
なんでみんなそんな文体なのよと。
今はどうか知りませんけども。
そんな中で書いておられたからなのかなぁと思ったり。
酒場、店、街。
切り口からしていかにもです。
ラベル:グルメ本